2017年の父の日は6月18日(6月の第3日曜日)ですね。もう間もなくと言う感じですが、皆さんは何を贈るか決めましたか?ところで、父の日がいつからあるか皆さんはご存知でしょうか。
母の日は、1907年にアメリカで誕生したと言われていますよね。では父の日はいつからあるのでしょうか?
今回もちょっとだけ気になったので調べてみました。
母の日が誕生してから2年後の1909年にアメリカの地で誕生した父の日。きっかけはワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドッドと言う女性でした。
ではなぜ彼女がきっかけで父の日が誕生したのでしょうか。ちょっと彼女の歴史を紐解いてみましょう。
6人兄弟の末っ子として生まれ幸せに暮らしていたソラノ。1861年に南北戦争がはじまると、父親が戦地へと召集されてしまいます。父親の留守中、母親が働きながら6人の子供を育てていました。長く続いた戦争が終結し、父親が戻って来て間もなく、母親は過労が原因でなくなってしまいます。そこから父親と6人の子供の生活が始まります。
父親は、仕事をしながら、食事や洗濯、掃除など、慣れない家事をこなし、一生懸命に6人の子供を育てて行きました。毎日毎日働きづめの父親は、6人全員が成人を迎えるのを見届けた後に亡くなってしまいます。
南北戦争と言う壮絶な戦争の後のアメリカでは、物資も少なく、決して豊かとは言えなかったはずです。そんな中にありながら、母親亡き後、再婚もせず男手ひとつで6人の子供たちを育て上げたのです。末っ子であったソノラは、父親のことが大好きであり、父が亡くなった後も、父への感謝を忘れる事はありませんでした。
そんな中、母親への感謝を表す「母の日」があることを知ったソノラは、父親にも感謝を表す日があっても良いのではと思い、牧師協会に行き作ってほしい事を嘆願したのです。この年が1909年の事でした。
もちろん最初からたくさんの人々がお祝いしていたわけではありません。一般に知れ渡るには、ここから数年が必要でした。徐々に広まっていた父の日が、全米に知れ渡るきっかけとなったのは、1916年の父の日に行われた、アメリカ大統領のウッドロー・ウィルソンの演説でした。さらに、1966年には、リンドン・ジョンソン大統領が父の日を称賛する大統領令を発し、6月の第3日曜日を父の日にすると言う事が正式に決まりました。
日本では、1950年代には父の日は知られていましたが、まだまだ知名度は低く、母の日には遠く及びませんでした。しかし、ここに目を付けたのがデパートを展開する各企業でした。父の日を販売戦略の1つとしてイベント化し、大々的に宣伝し始めたのです。それがきっかけで、今のように父の日が広く知られるようになったと言う訳です。
日本では企業が広めたと言うのがちょっと残念な気もしますが、母の日同様、父親にも日頃の感謝を伝えるきっかけとなるのは良い事ですよね。なかなか、顔を合わせて感謝を伝えられなかったりもしますから、こういったイベントがあるとちょっと助かると言うのも正直なところですね。
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