いろいろなデザイナーVol.9 ~ヘリット・トーマス・リートフェルト~

今回は、天才建築家とも、偉大な家具デザイナーとも呼ばれているオランダ人デザイナー「ヘリット・トーマス・リートフェルト(1888年~1964年)」をご紹介します。

リートフェルトは、1888年、運河の美しいオランダ・ユトレヒトで生まれました。
父は家具職人で、12歳のころから父の工房で修業を積んでいました。父の作る家具は優雅な伝統的家具。その技術を学びながらもどこかで違和感を感じていたリートフェルトは、市内のアトリエで働きながら美術学校に通い絵画や建築の基礎を学びます。そこには今までに触れることができなかった新しい芸術がありました。
そこからリートフェルトの家具に対する考えに変化が起こります。
幼い頃より学んできた伝統的な家具ではなく、廉価で飾らない簡素なデザイン、そして抽象画のような色彩のコントラスト。彼は職人でありながら、だれにでも手の届く、安価で機能的な家具を作ろうとしました。
1911年には自らデザインするキャビネットを作る会社を設立。経営をしながら建築を勉強しその勉強を通じて、国際活動をしていた画家、建築家、デザイナーからなる「デ・ステイル」の創立者らと知り合います。そして建築の勉強で学んだ、「ダボ継ぎ」はさらに彼の世界を広げていきます。
レッド&ブルーチェア
28歳の時、リートフェルトの代表作の椅子が完成します。それが『レッド&ブルーチェア』の原型。角材と板のみで組まれたこの椅子は、当初色は塗られていませんでした。色を塗るきっかけとなったのは「デ・ステイル」の活動を通して知り合った画家からでした。画家に感化されたリートフェルトは色が塗られていなかった椅子に色を塗ろうと決意。それが現在の「レッド&ブルーチェア」になります。
このレッド&ブルーチェアは、後に世界遺産となる『シュローダー邸』への切っ掛けともなります。椅子と同じように面と線を中心とした空間造り、可動式の間仕切りによって空間は変幻自在に姿を変えることもできます。
その後、ジグザグチェア等多くの家具や建築物を生み出したリートフェルトは1964年にこの世を去ります。晩年まで絶えず手を動かしながら考え続けたリートフェルト。天才建築家、偉大なる家具デザイナーとも呼ばれたリートフェルトは、現代にも多大な影響を与えています。
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