数年前から人気となっている古材を使った家具。未使用の木製家具とは違った味わい深い風合いが魅力的で、無骨で工業的なスタイルが人気のインダストリアルスタイルにも合う事から、より人気に拍車がかかっています。
仕上げ
耐熱性のあるセラミック天板を使ったダイニングテーブル。
食事の時に欠かすことができない家具と言えば、ダイニングテーブルが上げられますよね。1人暮らしの方ではローテーブルですべてをこなしている方も多いですが、複数人で使うとなれば、やはりダイニングテーブルがあった方が便利ですよね。
憧れのホテルライクを再現するダイニングテーブル。
日々の喧騒を忘れて旅行に出かけるのは、リフレッシュにもつながりますし、いろいろな経験や情報をインプットし、お仕事に生かす事もできますよね。宿泊したホテルでは、寝心地の良いベッドや座り心地の良いソファに出会う事もありますし、食事をするレストランでは、高級感のあるテーブルや椅子に触れる事もありますよね。
シンプルだからこそカッコ良さが引き立つハンガーラック。
シンプルだからこそカッコ良さが引き立つアイテムってありますよね。今回は、まさにそんな雰囲気を持ったアイテムをご紹介いたします。このアイテムであれば、アパレル店舗などでディスプレイ用什器としても活躍できると思いますよ。
インダストリアルなスタイルとの相性が抜群なフライチェア。
工業的な雰囲気が無骨でカッコ良いと言う事で人気となったインダストリアルスタイル。DIYの人気と共に広がったこのスタイルは、今では定番のインテリアスタイルとなりました。
無骨な中にもカッコ良さがひかるスリムラック。
小物や雑貨などを飾るのに必要なラック。もちろん、本などの収納としても利用されていますよね。今回は、その収納にも役立つスリムなラックをご紹介いたします。
塗装についてVol.3 ~オイル塗装とは~
オイル塗装とは、木材の表面にオイルを染み込ませ、木の表情を浮かび上がらせてくれる仕上げです。また、木材の表面が硬化され汚れを付きにくくしてくれる効果もあります。塗膜を形成していないため、木材は常に呼吸をしている状態にする事ができます。
<オイル塗装のメリット>
・木材が常に呼吸している状態にする事ができる。
・木の質感を残す事ができる。
・植物油が主原料なので、シックハウス症候群の方にもオススメ
<オイル塗装のデメリット>
・オイル塗装が酸化する事で黄変する事がある。(白い木材への使用は注意)
・数年に1度はメンテナンスをした方が良い。(木材の風合いが長続きします)
・一般的なオイルは、硬化時にホルムアルデヒドを微量に発散する事がある。(完全硬化するまで注意が必要)
では、オイルにはどのような種類があるのでしょうか。
代表的なものは、シソ科の荏胡麻(エゴマ)の種子から搾取する荏油(じんゆ)や、亜麻科の亜麻(アマ)の種子から採れる亜麻仁油(あまにゆ)がよく知られていますね。
このオイル塗装とよく混同されるのがワックス塗装!
木の質感を楽しむ事ができる塗装という点ではオイル塗装と同じですが、オイル塗装のように木に浸透するというよりは、木の表面に留まるという形になります。そのため、濡れたような仕上げにはならず、無塗装に近い仕上がりになります。
以前書いた、ウレタン塗装や今回のオイル塗装など、室内で使用するときは環境に配慮したものを使用したいですね。
ワックス塗装の詳細についてはまた改めて書かせていただきますね!
塗装について Vol.2 ~合成樹脂塗装とは~
現在、塗装の中で最も使われているのが合成樹脂塗装と言われています。
特に家具では全体の6割~7割はこの塗装が使われています。理由は様々ですが、コストが安く安定性があるという事が一番の理由のようです。
メリットが多いように思えるこの塗装、なぜすべての家具に使われていないのでしょうか。
理由は、この合成樹脂が石油化学製品から作られているためシックハウス症候群等が危惧されているためのようです。
近年では、環境にも健康にも考慮された塗料(F☆☆☆☆)が使われるようになってきており、シックハウス症候群を引き起こすような塗料は、使われる割合も徐々に少なくなって来ています。
ただ、この塗料は安定性が悪いとされているため、塗装には相応の技術が必要と言われています。
合成樹脂塗装は、ウレタン塗装やアクリル塗装など、塗料の種類により呼び方が違ってきますが、その中から家具に多く使われているウレタン塗装について少し書いておきます。
このウレタン塗装は、家具の仕上げはもちろん、フローリングにも使われていることが多い塗装です。
(車の補修にも使われていたりしますね。)
<ウレタン塗装のメリット>
・塗装後の光沢感や付着性に優れている
・塗膜を作ることで汚れを付きにくくすることができる。
・紫外線などに対しての耐侯性が高い。
・木の呼吸を抑制するので割れや反りが発生しにくい
<ウレタン塗装のデメリット>
・化学物質を含む
・プラスチックのような冷たい質感になってしまう。
・塗装が剥がれた際は、修復が難しい。
この塗料については、化学物質が含まれる物もありますので、塗装の際は十分に注意する必要があります。
塗装の方法や種類により、家具の価格も異なってきますので、購入の際に少し注意して見てみてください。
次回の塗装についてのシリーズは、「オイル塗装」について書いていきます。
塗装について Vol.1 ~木材にはなぜ塗装が必要なのか~
家具には様々な塗装が使われているのはご存知でしょうか。同じ木材でも塗装を変えるだけで雰囲気は一変します。
今回は、そんな塗装について少し紹介したいと思います。
まずはなぜ塗装をするのかという事に触れてみたいと思います。
1つ目の理由は仕上げを綺麗に見せたいから!
これは当然と言えば当然。職人が丹精込めて作る家具たちは本当に素晴らしいものが多いです。そんな家具をより一層輝かせるものが塗装と言っても良いかもしれません。より木目が綺麗に見えるようになったりもしますね。
そして2つ目が、汚れが付きにくいようにするため!
塗装をせずそのままにしておくと、水などの液体によりシミがついたり、カビが生えたりしてしまいます。
そこで塗装をしておけば水などの液体が染み込むことを防ぎ、シミの防止にもなりますし、カビの発生も抑えてくれます。
そして最3つ目が腐食の防止!
これが最大の理由と言っていいかもしれませんね。木材は基本的には湿気に弱く、木材自体が湿った状態が続くとすぐに腐ってしまいます。(※ヒバやヒノキ等、一部湿気に強い木材もあります。)
そこで塗装を施し、湿気が木材に入り込まないようにしてあげるのです。
他にも色あせの防止や最近流行りのダメージ感の演出をするための塗装など、塗装する理由は様々ですがメリットの方が大きいからこの作業を行うと言ったところでしょうか。
もちろん、塗装がされていない無垢の木材を楽しむこともあります。
木の香りや質感、木が持っている空間の清浄作用を目的としている場合等、あえて塗装を行わないことで木そのものを味わうことができます。
まだまだご紹介したい「塗装について」の情報がありますが、それはまたの機会に致しますね。