ミッドセンチュリーという時代に活躍した巨匠デザイナー「イサム・ノグチ」。彫刻家である彼がデザインした家具は、優しさのある曲線とダイナミックなデザインが特徴的ですよね。今回は、彼の代表作とも言える「サイクロンテーブル」のデザインの元となったスツールをご紹介いたします。
このスツールの名前は「ロッキングスツール」。ロッキングと言うと「揺れる」機構を備えた物で、背もたれのある椅子の脚に、揺れる機構を備えた物が一般的ですよね。しかし、今回は、背もたれのない椅子であるスツールに、イサム・ノグチの独特な発想からデザインされた機構が導入されたスツールになっています。
その独特な機構とは、スツールの台座(底面)に曲線を付ける事で揺れる機構を作り上げています。もちろん、単に曲線を付ければ良いと言う訳ではなく、縁にくぼみを付ける事で、一定程度の傾斜で停まるように考えられています。
ゆらゆらと揺れる構造は、リラックス効果も有りますし、筋肉が活動し体感を鍛える事も出来ます。ちょうど、バランスボールを使った体感トレーニングにも似ているかもしれませんね。
脚部に使われているスチールロッドワイヤーは、彼の代表作である「サイクロンテーブル」のデザインの元にもなっています。このデザインは、アフリカで昔から親しまれている椅子からインスピレーションを得てデザインされた物で、インテリアとしても美しいフォルムとなっています。
サイクロンテーブルとこのロッキングスツールを組み合わせてインテリアコーディネートするのもおすすめですよ。カラーは、ウォールナット、メープル、ホワイトアッシュ、ブラック、ホワイトの5色が用意されています。カラーにより使われる木材も異なっているので、それも楽しめると思いますよ。カフェ等の店舗にもお薦めのアイテムです。
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