家具には様々な塗装が使われているのはご存知でしょうか。同じ木材でも塗装を変えるだけで雰囲気は一変します。
今回は、そんな塗装について少し紹介したいと思います。

まずはなぜ塗装をするのかという事に触れてみたいと思います。
1つ目の理由は仕上げを綺麗に見せたいから!
これは当然と言えば当然。職人が丹精込めて作る家具たちは本当に素晴らしいものが多いです。そんな家具をより一層輝かせるものが塗装と言っても良いかもしれません。より木目が綺麗に見えるようになったりもしますね。
そして2つ目が、汚れが付きにくいようにするため!

塗装をせずそのままにしておくと、水などの液体によりシミがついたり、カビが生えたりしてしまいます。
そこで塗装をしておけば水などの液体が染み込むことを防ぎ、シミの防止にもなりますし、カビの発生も抑えてくれます。
そして最3つ目が腐食の防止!
これが最大の理由と言っていいかもしれませんね。木材は基本的には湿気に弱く、木材自体が湿った状態が続くとすぐに腐ってしまいます。(※ヒバやヒノキ等、一部湿気に強い木材もあります。)

そこで塗装を施し、湿気が木材に入り込まないようにしてあげるのです。
他にも色あせの防止や最近流行りのダメージ感の演出をするための塗装など、塗装する理由は様々ですがメリットの方が大きいからこの作業を行うと言ったところでしょうか。

もちろん、塗装がされていない無垢の木材を楽しむこともあります。
木の香りや質感、木が持っている空間の清浄作用を目的としている場合等、あえて塗装を行わないことで木そのものを味わうことができます。
まだまだご紹介したい「塗装について」の情報がありますが、それはまたの機会に致しますね。

 

ハプセント