いろいろなデザイナーVol.15 ~イサム・ノグチ~

野口 勇

今回は、20世紀を代表する彫刻家であり、モニュメントや舞台美術、家具、照明など幅広い分野に置いて活躍した「イサム・ノグチ(1904年~1988年)」をご紹介いたします。

イサム・ノグチは1904年に、日本人の父とアメリカ人の母の間にアメリカのロサンゼルスで生まれました。イサム・ノグチが3歳の頃に来日し、父と同居します。その後神奈川県茅ケ崎に転居し幼少期を過ごすことになります。その後、彼が13歳の時に渡米することにンりますが、これは母親の意向だったとも言われています。


アメリカでは、ニューヨークのコロンビア大学の医科予備校で学ぶかたわら、彫刻家の下に通い美術系の夜間学校で彫刻も学ぶようになります。この彫刻家への勉強が自分の進む道だと考えた彼は、コロンビア大学を退学してしまいます。そして、本格的な彫刻家への道へと突き進んでいきました。

1927年にはパリに渡り、ルーマニア出身の彫刻家ブランクーシの下で助手を務めました。個々での助手の仕事を通して、彼のモダニズムへの思いが形作られ、情緒と情感、さらには神秘的な雰囲気が混在した作品を作り出すまでになります。

そして間もなく第二次世界大戦が勃発します。この対戦はイサム・ノグチの人生を大きく変える出来事でもありました。大戦中は在米日系人の強制収容が行われており、それらに反対するかのように日系人のアメリカへの愛国心を喚起する活動に尽力します。自らも志願して強制収容所へ入り、7か月間過ごしました。終戦後は、日本でも長期滞在をし大戦中の出来事に思いを寄せていました。
イサム・ノグチ
終戦後からは家具のデザインにも取り組んでいます。1947年には世界中で人気を得ることになるガラステーブル「ノグチテーブル」をハーマンミラー社から発表します。さらに、1951年には和の照明として定着している「AKARIランプ」を発表。この「AKARI」シリーズは日本の伝統的な提灯「岐阜提灯」をモチーフにしてデザインされており、これ以降35年を掛けて200種類以上の形や大きさの異なる「AKARI」を生み出しました。

他にも多くの公園や庭園、モニュメントなどを手掛けて行ったイサム・ノグチ。様々な場所で人種差別に苦しんでいましたが、常に前を向き仲間と共に歩み、現代に多くの作品を残してくれています。
香川県には彼のアトリエであった場所に、イサムノグチ庭園美術館(予約制)が作られています。

 

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