木目を互い違いにした扉が印象的なキャビネット。

木とスチールを組み合わせた家具は数多くありますが、今回ご紹介するキャビネットは、その組み合わせに加えて、特徴的な扉がとても印象に残るアイテムです。その扉とは、木材を切り、木目が互い違いになるように貼り合わせた物。木目が交互になっていることが丁度良いアクセントになっていて、木材を貼り付けることで生まれる凹凸も、なんだかオシャレに見えてきます。

箱部分の素材はパーティクルボードに、強化プリント紙を貼り付けたものを採用しています。強化プリント紙とは、紙に木目などを出力したもので、それをパーティクルボードなどの合板に貼りつける事で、まるで木材のような仕上げとなります。もちろん、天然木とは違いますから、軽さがあり、量産する事も可能。現在では技術も向上して、本物の木材と間違えるほどの精巧さで仕上げる事が出来るようになっています。

その箱部分と組み合わせている脚部が、スチール素材に粉体塗装を施した物。粉体塗装はマットな質感に仕上がっていますから、スチール独特の艶感も無く高級感のある仕上がりになっています。

箱部分は、床面から少し上げた部分に取り付けられていて、床と箱との間にスペースが生まれています。ここに箱やカゴなどを置いて、整理整頓するのも良いですし、玄関に置いて靴箱として利用するのも良いかもしれませんね。

木とスチールの組み合わせは、インダストリアルスタイルや男前インテリアにも見られる組み合わせですから、このスタイルを実践している方には是非導入していただきたいキャビネットになっています。

• 2017-08-04