アクリル

いろいろなデザイナーVol.16 ~倉俣 史朗~

倉俣史朗

今回は、日本国固有の文化や美意識を感じる独創的なデザインを生み出し続けたデザイナー「倉俣史朗(1934年~1991年)」をご紹介いたします。

倉俣史朗は、東京都文京区本郷で生まれました。生まれた家は第二次世界対戦時の東京空襲で焼けてしまい、戦後は東京都豊島区の駒込に住んでいました。東京工芸高等学校で学び、その後さらに学ぶべく桑沢デザイン研究所のリビングデザイン科へ通います。そこで家具や素材について深く学んだ後、三愛宣伝課、松屋インテリアデザイン室を経て独立を果たします。独立した当初からアクリル素材を好んで使っていた倉俣史朗は、透明感があり浮遊したような作品を多く生み出していきます。この頃、横尾忠則らとコラボレーションした作品も発表し注目を集めるようになります。

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