皆さんは、ご自宅にお気に入りの場所はありますか??窓際で寝転がったり、緑に囲まれながら椅子に座って本を読んだりと、いろいろな場所があると思います。そこには、お気に入りの家具やクッションなど、使い慣れたアイテムたちが一緒にいると思います。
加工
店舗の内装にも合わせやすいおしゃれダイニングチェア。
おしゃれなカフェやアパレル店舗に足を運ぶと、気分が上がりますよね。また、デザイン系のお仕事をしている方には、いろいろなインプットができる良い場所と捉えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
美しい曲線のデザインが店舗にもよく合うダイニングチェア。
おしゃれなインテリアスタイルと聞くと、デザイナーズの家具や、ちょっと個性的なデザインの家具をつかっていると想像してしまう方も多いのではないでしょうか。もちろん、そういったコーディネートもありますが、よりシンプルな空間を作り上げる時には、シンプルな家具達が必要となります。
撥水加工でお手入れが簡単なポリプロピレン製置き畳。
今は、いろいろなインテリアスタイルがあり、好きなスタイルでインテリアコーディネートをしている方も多いですよね。その中でも、海外で人気のジャパンスタイルでは、やはり畳が欠かせません。ご紹介するのは、ポリプロピレン製の置き畳です。
1人暮らしのお部屋にもピッタリなアンティークミラー。
皆さんのお部屋には鏡はありますか??全身が映る鏡「姿見」は、洋服のコーディネートチェックにも欠かせませんし、人によってはその鏡の前でお化粧をするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご紹介するのは、1人暮らしの方にもおすすめのアンティーク調のミラーです。
重厚感のあるデザインで空間を演出するリビングテーブル。
ローテーブルやセンターテーブル、コーヒーテーブルなどとも呼ばれるリビングテーブル。自宅のリビングで使う机で、ソファと組み合わせたり、1人暮らしの方では、食事や仕事をするテーブルとして使ったりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
星形で人気のエトワールテーブルランプに新サイズが登場!!
星の形をモチーフにした人気のエトワールシリーズに、コンパクトサイズの「スモールタイプ」が登場しました。ベッドサイドや玄関などのちょっとしたスペースにも置ける小さめサイズは使い勝手も良好ですよ。エトワールはフランス語で「星」を意味しています。インテリアの中に、夜空で輝く星を取り入れる事で、神秘的な空間演出にも役立ってくれます。
スチールロッドで圧迫感のない傘立てをデザイン。
家の玄関で使われている傘立て。普段は使わない傘立てですが、意外に存在感があったりしますよね。今回は、そんな傘立ての中でも、スチールロッドを使う事で、圧迫感のないデザインに仕上げたアイテムをご紹介いたします。
ミンディ材を使ったコーヒーテーブル
今回は、肌目は粗いが加工がしやすい木材として知られる「ミンディ」を使用したコーヒーテーブルをご紹介いたします。ナチュラルな木肌を演出できるミンディ材は、和名で「センダン」と呼ばれている木材で、英名で「Mindi(ミンディ)」と呼んでいます。生育場所は、台湾や沖縄等、各地で栽培されています。
天然木のフレームでアンティーク感をプラスするミラー。
お出かけ前には必ずと言って良いほど行うファッションチェック。全身が写る鏡は、とても便利ではありますが、場所を取ると言ったデメリットもあります。そこで、スタンドミラー(姿見)としてはもちろん、壁掛けミラーとしても使える2WAYタイプのミラーをご紹介いたします。
オフィスはもちろん自宅でも使えるおしゃれな椅子。
オフィスで使われている椅子は、機能的ですが、少し事務的な雰囲気になりすぎていると感じたことは有りませんか。もっとおしゃれな椅子を使いたいと感じる方も居らっしゃると思います。今回は、そういった方にもお薦めしたいコンパクトなデスクチェアをご紹介いたします。
麻で作られたキャンバスにエイジング加工を施したパネル。
お部屋のインテリアスタイルを決定付けるのは家具や照明、壁の仕上げなどですよね。それらを上手にコーディネートすれば、自分の好みのスタイルを作り上げる事が可能です。
アンティーク調の加工がレトロな雰囲気を作り出すラック。
アンティーク調のインテリアスタイルと言えば、使い込まれたような家具や雑貨を上手にコーディネートして作り出すスタイルですよね。でも、アンティークと呼ばれる家具を実際に購入しようとすると、以外に高い事に気が付くと思います。せっかく気に入った物が見つかっても、なかなか手が出ない価格だったりもしますよね。
スチールとパーティクルボードを組合わせたコーヒーテーブル
リビングやプライベートルームに取り入れれば、カフェ風の演出が可能なコーヒーテーブルをご紹介いたします。このテーブルは、細めのスチールを2本組み合わせて、1本の脚として使い、そこに木材や植物繊維の小片を熱圧縮して作られる、「パーティクルボード」を組み合わせています。
ダメージ加工のフレームを持つアンティークなブラックボード
店外や店内でよく見かけるブラックボード。ランチメニューや商品のPR、お店のイベント等多くの情報が書き込まれていますよね。シンプルに白のチョークで書いただけのものもあれば、チョークアートでカラフルに彩ったものまで本当に様々です。しかし、ブラックボード自体はいたって普通の物が使われていることがほとんどで、なんだかもったいないような感じがしませんか??
塗装についてVol.6 ~水性塗料~
DIYブームの中、この男前インテリアを自分の手で作り上げている人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちには欠かすことのできない水性塗料。今まで使っていた家具に自分で色を付けたり、さらには塗装した家具にエイジングを施したりしていると思います。
単に無垢の木材に塗装をするのであれば、オイル塗装やウレタン塗装、さらにはセラウッド塗装等がありますが、すでに塗装されている家具にさらに色を付けたい場合には、この水性塗料が一番お手軽な塗装方法だと思います。特に色の濃い家具にはとても効果的。極端に言えば、黒色の家具を白色にするのも簡単です。
ただし!注意することもあります。
出来上がっている家具にそのまま塗装しても塗料がはじかれてしまう事があります。それはすでに塗られている塗装の影響があるからです。そこで行うのがヤスリがけ。つやがなくなるまでヤスリがけすれば後はその上から塗るだけです。完成度を上げたい方は、1度塗るだけではなく、2度塗りした方がきれいに仕上がりますよ。
ここにエイジング塗料で、長年使いこんだような風合いを演出してあげれば、ビンテージ感の演出が簡単に行えます。そうすれば男前インテリアにもピッタリとマッチしてくれる家具を仕上げることができます。
このエイジング塗料は、塗った後のふき取り具合でエイジング具合を調整できるのでとても便利。エイジングを施した後に、オイル塗装をしておけば、水性塗料が剥がれにくくなってくれます。
塗装についてVol.4 ~石鹸塗装とは~
日本ではあまり耳にしない「石鹸塗装」。いったいどんな塗装なのでしょうか。
実はこの塗装方法は、日本で耳にしないだけでヨーロッパ(特にデンマークなどの北欧)では「ソープフィニッシュ」という呼び方で、昔から伝わる最もポピュラーな塗装方法なのです。この塗装は、木材の保護塗料として石鹸を塗り付け、木材自体の汚れを防ぐ方法。石鹸の成分は油脂であり、水で溶いて塗ることによって木部に浸透しやすくなり、乾燥すれば木に油分だけが残るという訳です。
オイル塗装とかなり近い方法ではありますが、オイル塗装よりも油膜は薄く、木が呼吸をし、木そのものの質感をさらに感じることができる塗装です。仕上がりが濡れ色にならず、白木の美しさを最大限に引き出すことができます。
例えば、ハンス・J・ウェグナーの「Yチェア」には、この方法が使われている仕上げがあります。
弱点としては、オイル塗装より保護力が弱いため、年に数回塗りなおす必要があることと、食品(特に酸性のもの)には弱いと言われています。あとは塗装後は少し白くなるので、濃い目の木材には向いていないと言えますね。
塗装についてVol.3 ~オイル塗装とは~
オイル塗装とは、木材の表面にオイルを染み込ませ、木の表情を浮かび上がらせてくれる仕上げです。また、木材の表面が硬化され汚れを付きにくくしてくれる効果もあります。塗膜を形成していないため、木材は常に呼吸をしている状態にする事ができます。
<オイル塗装のメリット>
・木材が常に呼吸している状態にする事ができる。
・木の質感を残す事ができる。
・植物油が主原料なので、シックハウス症候群の方にもオススメ
<オイル塗装のデメリット>
・オイル塗装が酸化する事で黄変する事がある。(白い木材への使用は注意)
・数年に1度はメンテナンスをした方が良い。(木材の風合いが長続きします)
・一般的なオイルは、硬化時にホルムアルデヒドを微量に発散する事がある。(完全硬化するまで注意が必要)
では、オイルにはどのような種類があるのでしょうか。
代表的なものは、シソ科の荏胡麻(エゴマ)の種子から搾取する荏油(じんゆ)や、亜麻科の亜麻(アマ)の種子から採れる亜麻仁油(あまにゆ)がよく知られていますね。
このオイル塗装とよく混同されるのがワックス塗装!
木の質感を楽しむ事ができる塗装という点ではオイル塗装と同じですが、オイル塗装のように木に浸透するというよりは、木の表面に留まるという形になります。そのため、濡れたような仕上げにはならず、無塗装に近い仕上がりになります。
以前書いた、ウレタン塗装や今回のオイル塗装など、室内で使用するときは環境に配慮したものを使用したいですね。
ワックス塗装の詳細についてはまた改めて書かせていただきますね!
塗装について Vol.2 ~合成樹脂塗装とは~
現在、塗装の中で最も使われているのが合成樹脂塗装と言われています。
特に家具では全体の6割~7割はこの塗装が使われています。理由は様々ですが、コストが安く安定性があるという事が一番の理由のようです。
メリットが多いように思えるこの塗装、なぜすべての家具に使われていないのでしょうか。
理由は、この合成樹脂が石油化学製品から作られているためシックハウス症候群等が危惧されているためのようです。
近年では、環境にも健康にも考慮された塗料(F☆☆☆☆)が使われるようになってきており、シックハウス症候群を引き起こすような塗料は、使われる割合も徐々に少なくなって来ています。
ただ、この塗料は安定性が悪いとされているため、塗装には相応の技術が必要と言われています。
合成樹脂塗装は、ウレタン塗装やアクリル塗装など、塗料の種類により呼び方が違ってきますが、その中から家具に多く使われているウレタン塗装について少し書いておきます。
このウレタン塗装は、家具の仕上げはもちろん、フローリングにも使われていることが多い塗装です。
(車の補修にも使われていたりしますね。)
<ウレタン塗装のメリット>
・塗装後の光沢感や付着性に優れている
・塗膜を作ることで汚れを付きにくくすることができる。
・紫外線などに対しての耐侯性が高い。
・木の呼吸を抑制するので割れや反りが発生しにくい
<ウレタン塗装のデメリット>
・化学物質を含む
・プラスチックのような冷たい質感になってしまう。
・塗装が剥がれた際は、修復が難しい。
この塗料については、化学物質が含まれる物もありますので、塗装の際は十分に注意する必要があります。
塗装の方法や種類により、家具の価格も異なってきますので、購入の際に少し注意して見てみてください。
次回の塗装についてのシリーズは、「オイル塗装」について書いていきます。
木工加工Vol.1 ~曲木加工てどんなもの?~
今回は以前ブログで少しだけ登場した「曲木加工」についてご紹介いたします。
曲木の技術は今から約150年ほど前に、ミヒャエル・トーネットが最初に椅子に用いたと言われています。
背もたれの部分をよく見てもらうと脚から背もたれまで繋ぎ目がなく、1本の木で仕上げられているのがわかると思います。これは、長い1本の木を高温の蒸気で蒸して、金型に合わせて曲げるという方法がとられています。
この曲げるという加工が「曲木加工」という技術になります。ポイントは冷める前に形を作らなければいけないという事。ですから、蒸気で蒸した後はスピードとの勝負になります。
では高温の蒸気で蒸すとなぜ木は曲がるのか?!
高温で蒸すと、木の繊維の間に水分が簡単に入り込むことができるようになるそうです。それが気を柔らかくして曲げることができるようになるとの事。
そして、冷めて行く過程で一緒に水分も蒸発し、乾燥が進みます。完全に冷めてしまえば、金型の形になっているというわけです。
その後、切削加工や研磨、塗装などの処理がほどこされて行きます。
この金形にはめるという発想は、この後に出てくる「成型合板」と言う加工技術につながってゆくことになります。
産業革命以降、様々な機械が開発されて便利になりいろいろなことができるようになりました。その恩恵を受けたのがこの曲木加工といっても良いかもしれませんね。