「椅子の中の椅子」と呼ばれ、歴史に残る名作椅子となった「ザ・チェア」。そのザ・チェアの色のタイプは座面が籐で編み込まれていました。今回は、その籐で編み込まれた座面を、ペーパーコードに変えて、手に届きやすい価格帯にリプロダクトしたアイテムに新色が登場しましたので改めてご紹介いたします。
この椅子は、ミッドセンチュリーに活躍した巨匠デザイナー「ハンス・J・ウェグナー」がデザインした椅子。機能美を追求した彼のデザインは、背もたれから肘掛けまでが1つの曲線でつながっており、シンプルで合理的でありながら完成された美しいバランスが保たれています。
1つにつながった背もたれのポイントは、フィンガージョイントという接合方法にあります。木と木の接合部をギザギザにすることにより、接着面積を増やして強度を上げています。その接合部分を丁寧に磨き上げて、「見せる継ぎ目」として完成させました。
この椅子には、もともとナチュラルのカラーが設けられていましたが、今回、新たにブラウンが追加されました。木目の際立つ爽やかなナチュラルに対して、ウォールナットにも似た落ち着いた色合いは、大人の雰囲気を演出してくれます。アンティーク調のインテリアスタイルにも合わせやすいですよ。
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